緊張型頭痛と偏頭痛の違いはなに?プレ更年期の原因と対策

緊張型頭痛と偏頭痛の違いはなに?プレ更年期の原因と対策

頭痛が起こると仕事も家事もできなくなるので、本当に困りますね。
人によっては、定期的に頭痛が起こる人もいます。

なぜ頭痛は起こるのでしょうか?

頭痛の種類

頭痛には種類があり、病的原因の有無で大きく2つに分類されます。

一次性頭痛 (機能性頭痛・慢性頭痛)
脳や体に病気がないにもかかわらず繰り返し起こる頭痛。
一次性頭痛には「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」などがあります。

二次性頭痛 (病候性頭痛)
頭部・頸部に原因や病気がある頭痛。検査で原因が特定することができます。
外傷による頭痛、脳頸部の血管障害、「月経関連片頭痛」など

また、一次・二次には含まれないその他の頭痛として、頭部神経痛や顔面痛などもあります。

このページでは、プレ更年期の女性が日常的に感じる「緊張型頭痛」と「偏頭痛」について説明します。(「群発頭痛」は30歳以上の男性に多い頭痛なので割愛します。)

プレ更年期「頭痛」の原因

プレ更年期に起こる「緊張型頭痛」と「片頭痛」は、どちらも血流の変化によって起こる血管系の頭痛です。

「緊張型頭痛」の原因

頭痛の7~8割は、緊張型頭痛だと言われています。

頭全体が、ギューっと締め付けられるような痛みで、首や肩のこりをともなう場合もあります。

頭の側面の筋肉、肩や首の筋肉の緊張が原因で血管が収縮し、血流が悪くことで起こります。血流が悪くなると、筋肉内に老廃物がたまり、周囲の神経が刺激されて頭痛が起こるのです。

プレ更年期に考えられる、血管収縮を伴う緊張型頭痛の原因は3つあります。

ストレスや緊張による自律神経の乱れ
精神的ストレス、緊張、過労、睡眠不足などが原因で自律神経が乱れると交感神経が緊張し、血管が収縮することで頭痛が起こります。

女性ホルモンの乱れも脳にはストレスになり、自律神経のバランスを乱す原因になります。

女性ホルモンの減少
45歳を過ぎると、女性ホルモンである「エストエロゲン」(卵胞ホルモン)の分泌量が減少してきます。

エストロゲンは脂質の代謝に関わっていますので、ホルモンが減少すると、血中コレステロール値が上昇するようになります。いわゆる「ドロドロ血液」は、コレステロールが血管内部に厚い壁を作り、血管を狭くして血流が悪くしますから頭痛が起こりやすくなるのです。

歯の食いしばり・歯ぎしり・噛み合わせ
日中のストレスや緊張などで、日中歯を食いしばったり、就寝中に歯ぎしりすることは、こめかみ周辺の筋肉が緊張させるので、頭痛の原因になります。

また、食いしばりや歯ぎしりを続けると、歯がすり減り噛み合わせが悪くなります。このかみ合わせの悪さが首の骨(頚椎)を歪ませ、脳につながる動脈の流れが悪くなることでも頭痛の原因になります。

30代後半~40代は、歯ぐきが痩せ始める年代です。食いしばりや歯のすり減りなどに加えて、歯ぐきが痩せると、歯がグラグラ動きやすく、歯並び・噛み合わせが悪くなりやすいのです。
プレ更年期の場合、歯並び・噛み合わせが頭痛の原因になっている場合も多いです。

頭痛の原因をいろいろ探しているけれどよくわからないという人は、歯科で噛み合わせの診察を受けることをおすすめします。

「片頭痛」の原因

片頭痛は、30代~40代の女性に多く発症しています。
「片頭痛」は「偏頭痛」と表記もされますが、医学用語では「片頭痛」の表記が使われています。文字通り、頭の片側だけが痛む場合が多いのですが、両側が痛む場合もあります。

脈を打つように「ズキンズキン」と、こめかみから目の周辺が痛み、光や音に過敏になり、吐き気や嘔吐を伴うことも多いです。

緊張型頭痛は血管の収縮によって起こりますが、片頭痛はその真逆で、血管が拡張することで起こります。しかし、片頭痛の原因は医学的にはまだ解明されておらず、いろいろな説があります。

ここでは、プレ更年期の女性に多くみられる2つのケースについて、有力説をご紹介します。

週末頭痛(ウィークエンド頭痛)
日常で心身にストレスがかかると、自律神経の交感神経が緊張し、脳の血管が収縮した状態になっています。その後、緊張やストレスから開放されると、交感神経から副交感神経に切り替わり、収縮していた脳の血管が広がります。

強いストレスがかかっていた場合、脳周辺の筋肉の緊張や血管収縮の度合いが強くなっています。このような状況で副交感神経がはたらくと、筋肉の緊張が急激にほぐれることで、血管も急激に拡張します。

急激な血管の拡張が神経を圧迫することで、心拍に併せてズキンズキンと痛みを感じる頭痛を起こすと言われています。

日常のストレスから開放される週末や休日に頭痛が起こることが多いので「週末頭痛」(ウィークエンド頭痛)とも呼ばれていますが、週末だけでなく、寝不足、疲労、空腹、寝過ぎなどでも起こります。

プレ更年期は、ストレス世代・多忙世代と言われています。休日くらいは、ゆっくりと「二度寝」をしたいものです。しかし、平日と休日のギャップが激しいほど片頭痛がおこりやすくなりますので、休日でも生活リズムをなるべく崩さないようにしましょう。

女性ホルモンの影響による片頭痛
生理2日前~生理3日目の5日間に起こる片頭痛は「月経関連片頭痛」と呼ばれています。
痛みが強く、継続時間が長いのが特徴です。

女性ホルモンの「エストロゲン」(卵胞ホルモン)と神経伝達物質の「セロトニン」には相互関係があり、分泌量は比例関係にあります。

生理直前(2日前ごろ)になると、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が急激な減少が始まることでセロトニンの分泌も激減します。

このセロトニンの急激な分泌減少が頭痛の原因になっていると考えられています。

セロトニンには血管を収縮させることで、精神の興奮を抑えるはたらきをしています。
エストロゲンの分泌減少により、セロトニンも急激に分泌減少することで、収縮していた血管が急激に拡張するために頭痛が起こると考えられています。

プレ更年期はホルモンバランスが乱れやすく、また、45歳以上になると、エストロゲンの分泌減少も始まりますから、生理以外でもエストロゲンのバランスがセロトニンに影響することで頭痛が起こりやすくなります。

頭痛の対処法について

頭痛の対処法について

緊張型頭痛と片頭痛では、対処法が全く違いますので注意が必要です。
偏頭痛の人は、緊張型頭痛を併発している場合があり、頭痛の種類を見極める必要があります。

緊張性頭痛は「血管の収縮」で起こりますから、血管を広げて血流を良くする対処法が有効です。

軽いストレッチやマッサージ、蒸しタオルで首や肩を温めることも効果的です。市販の鎮痛薬も効果があります。

一方、片頭痛は「血管の拡張」で起こりますので、緊張性頭痛と逆の対処法が有効になります。冷やして血管を収縮させると痛みが軽減します。

片頭痛の場合は、光や音に過敏になり、吐き気や嘔吐を伴います。体を動かすと頭に響きますので、音や光の影響のない場所で冷たいタオルなどを用いて安静にしましょう。
血管を拡張させる効果のあるストレッチやマッサージは逆効果です。

市販の鎮痛薬は、緊張型頭痛と程度の軽い片頭痛にしか効果がありません。
いろいろな市販薬を試しているのに効果が感じられない人、鎮痛剤を月に10回以上服用しているという人は、病院でお薬を処方してもらいましょう。
病院では、片頭痛の薬(血管の拡張を抑える薬)を処方してもらえます。

緊張型頭痛と片頭痛を併発している人の場合は要注意です。どちらの影響が強いのかを見極める必要があります。

まずは片頭痛の対処法で安静にしましょう。それでも治まらない場合は、緊張型頭痛の対処法であるマッサージやストレッチを試してみてください。

「頭痛」で気をつけるべき他の病気

頭痛には、重大な病気が隠れている可能性があるので注意が必要です。
脳腫瘍、くも膜下出血、脳出血 骨髄炎、慢性硬膜下血腫など

これまで経験したことのないような強い頭痛、意識が遠のく、しびれを感じるような場合は救急で病院に行ってください。

プレ更年期「頭痛」を改善する栄養素

プレ更年期「頭痛」を改善する栄養素

オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸は、魚油に含まれているDHA・EPA、荏胡麻などの植物に含まれているα-リノレン酸などの脂肪酸の総称です。

人間の体内では合成できない脂肪酸なので、食品から摂取する必要があります。

血液循環を促進、炎症反応の調節による痛みの緩和効果があります。片頭痛などの血管系の頭痛に有効です。

オメガ3脂肪酸を多く含む食材:
しそ油 亜麻仁油 えごま油 サバ イワシ サンマ マグロ うなぎ くるみ 栗

ビタミンC

ビタミンCは、血液の流れを良くするはたらきや、痛みを抑える効果があり、即効性が期待できます。

ビタミンCを多く含む食材:
赤ピーマン ゆず パセリ ゴーヤ レモン ケール 柿 キウィフルーツ

ビタミンE

ビタミンEは血液循環を整え、急激な血管の拡張・収縮を抑制、頭痛の予防改善に効果があります。

ビタミンEを多く含む食材:
アーモンド 小麦胚芽 抹茶 唐辛子 あんこうの肝 からすみ キャビア マヨネーズ

プレ更年期の「頭痛」の症状をサプリメントで改善

「頭痛を改善する栄養素」でご紹介した「オメガ3脂肪酸」が摂取できるDHA・EPAと亜麻仁油(フラックスシードオイル)のサプリ&食品をご紹介します。

DHA・EPAが摂取できるサプリ

きなり

きなり

「きなり」はオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)とナットウキナーゼが配合されているサプリメントです。

このサプリの特徴は原材料に「クリルオイル」を使用していることです。
クリルオイルは、エビに似た動物性プランクトンのオキアミから抽出された脂。

一般的な魚油よりも吸収率がよく、天然色素で抗酸化力の強いアスタキサンチンが含まれているのでDHA・EPAの酸化を防ぎます。酸化せずに新鮮なまま体内に吸収されるのでDHA・EPAのはたらきがより効果的になります。

また、納豆のネバネバ成分であるナットウキナーゼにもコレステロールを下げて血液をサラサラにする効果があります。DHA・EPAと同時に摂取することで、血行不良が原因の頭痛により高い効果が期待できます。

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青魚の知恵

青魚の知恵

「青魚の知恵」にはオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)とカルシウムが配合されているサプリです。

このサプリの特徴は、まるごと発酵させたカタクチイワシの魚エキスをベースにして、魚由来の原料だけで作られていること。

DHA、EPA、カルシウムだけでなく、吸収率のよい魚のタンパク質(アミノ酸)も摂取することができますので、魚が苦手な人でも魚の良い成分を効率よく摂取することができます。プレ更年期の頭痛効果だけでなく、日常のカルシウム補給にも役立つサプリです。

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食用亜麻仁油(フラックスシードオイル)

ニップン アマニ油

ニップン アマニ油

亜麻仁油(フラックスシードオイル)は、ヒトの体内で作ることが出来ない必須脂肪酸の1つであるα-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)の含有率が高い食品です。

α-リノレン酸は、体内でDHAやEPAに変換されることで脳内の血流をよくして活性化させるはたらきがあります。また、脳血管を収縮させて、精神バランスを調整する「セロトニン」(神経伝達物質)が分泌促進されるので、急激な脳血管の拡張による偏頭痛を予防します。

ニップンの「アマニ油」は、化学溶剤を使わず、低温圧搾法で作られています。アマニ油入りドレッシング、マヨネーズ、アマニ粒そのものも購入することができますから、料理によってアマニ製品を使い分けることができるので、いろいろ試してみたくなりますね。

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