手足のしびれ症状は栄養不足かも?プレ更年期の原因と対策法

手足のしびれ症状は栄養不足かも?プレ更年期の原因と対策法

しびれは、時と場合によって、強さや感じ方が違いますね。

正座のように原因がハッキリとしている場合、強いしびれでもさほど心配にはなりませんが、原因がわからない場合は、何か病気では?と、不安になることもあります。

また、歳を重ねるにつれて、原因不明の手足のしびれを感じる機会も増えた気がします。
プレ更年期と手足のしびれには、どのような関係があるのでしょうか?

プレ更年期「手足のしびれ」の原因

プレ更年期による「手足のしびれ」は「血行不良」「女性ホルモン」「栄養不足」の3つが原因で起こります。それぞれの原因について詳しく見てみましょう。

血行不良が原因のしびれ

病気ではない「しびれ」のほとんどは、血行不良が原因で起こっています。
血液の流れが悪くなると、神経が酸素不足になることでしびれが起こります。また、血管内に血液がたまることで、血管のむくみが中枢神経や末梢神経を圧迫することでもしびれは起こります。

自律神経の乱れ
ストレスや緊張により、交感神経が緊張することで、筋肉や血管が収縮し血行不良が起こります。逆に、寝過ぎなどの生活習慣の乱れは、副交感神経を過剰に優位にします。
そのため、筋肉や血管のゆるみすぎが起こり、うっ血などの血行障害がしびれにつながります。

体の冷え
体の冷えは、血管の収縮が起こり、血液循環が悪くなっている状態です。

冷えは、自律神経や女性ホルモンの乱れによる血行不良だけでなく、姿勢の悪さ、体を締め付ける服装、体を冷やす食べ物などでも血液の流れが悪くなり、体が冷えますから気をつけましょう。

女性ホルモンが原因のしびれ

ホルモンバランスの影響
女性の場合、生理周期の影響で、生理1周間前ごろから「プロゲステロン」(黄体ホルモン)が多く分泌されます。プロゲステロンは体に水分を貯めこむはたらきがあり、むくみが発生することで血液の流れが悪くなり、しびれも起こりやすくなります。

また、女性ホルモンのバランスが乱れると、自律神経が影響を受けてバランスを崩し、交感神経が緊張することで血行不良が起こります。

加齢によるホルモン減少
女性は、45歳を超えた頃から「エストロゲン」(卵胞ホルモン)の分泌が減少しはじめます。

エストロゲンには、皮膚のハリ・ツヤ・弾力を保つはたらきがあるのですが、ホルモンが減少すると、手足の皮膚が薄くなり、刺激に過敏になることで、しびれを感じやすくなります。

また、ホルモンが減少すると、関節を支える筋肉や軟骨が弱り、関節が動きにくくなることで、手足のこわばりやしびれが起こりやすくなります。

栄養不足・バランスの乱れによるしびれ

栄養不足・バランスの乱れによるしびれ

ダイエットや食生活の乱れにより、栄養不足・栄養のバランスが乱れると、しびれの原因になります。

脳は体重の約2%しかありませんが、摂取したエネルギーの約18%で、筋肉が消費するエネルギーと同量を消費していると言われています。大量にエネルギーを消費するのは、脳細胞の活動のためです。栄養が不足すると、脳のはたらきも悪くなります。

特に、脳細胞に情報を伝達している「神経伝達物質」が、栄養不足によって生産されなくなると、感覚が正常に脳に伝わらなくなります。

脳細胞や神経伝達物質の原料となる栄養素は、必須アミノ酸、リン脂質、必須脂肪酸などがあり、体内で作り出せず、食べ物から摂取しなければならない栄養素です。

また、ビタミンB1とB12欠乏は、末梢神経障害を起こし、手足のしびれの原因になります。

手根管症候群

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)は、成人女性の手のしびれの原因で最も多い病気です。妊娠・出産時、40代のプレ更年期、50代の更年期の女性に多く発症しています。

就寝中、人差し指、中指のしびれや痛みが起こり、明け方に目が覚めてしまうのが特徴的な症状です。手を振ったり、指を曲げ伸ばしすると楽になります。

突発的に発症することが多く、実は、まだ原因は解明されていません。
手首の関節部分にある管(手根管)を通る「正中神経」が、何らかの影響で圧迫・刺激されることでしびれや痛みが起こっています。

妊娠・出産期、プレ更年期、更年期のホルモンバランスの乱れによる「むくみ」や、レジ・パソコン作業などの手を使う仕事、手首の使いすぎなどが原因の「腱鞘炎」が原因だと考えられています。

症状が悪化すると、「ボタンの留め外しがしにくい」など、指での細かい作業ができなくなり、親指の付け根の筋肉が痩せてきた場合は手術が必要になります。

最初は中指だけに症状が出ていたのに、人差し指や親指にも症状が広がってきたと感じる人は、整形外科などで検査を受けることをおすすめします。

「手足のしびれ」で気をつけるべき別の病気

手足のしびれは、麻痺など重い症状に悪化したり、命に関わる重大な病気の場合もあります。

突然、左右どちらかの半身がしびれたり、顔面のしびれを感じたら、脳血管障害の疑いがありますので、緊急に医療機関で診察を受けてください。脳梗塞、脳出血などの危険な病気の可能性があります。

リウマチ、椎間板ヘルニア、悪性貧血、糖尿病でもしびれは起こります。

プレ更年期「手足のしびれ」を改善する栄養素

プレ更年期「手足のしびれ」を改善する栄養素

ビタミンB12

ビタミンB12は、手足のしびれや痛みをともなう末梢神経障害の治療で処方される「メコバラミン(メチコバール)」の主成分。

ビタミンB12には、赤血球を作る働きを助ける作用があり、神経のはたらきを正常に保ち、傷ついた末梢神経を回復します。

そのためビタミンB12が不足すると、手足のしびれなどの神経症状や貧血などの原因になるのです。

ビタミンB12を多く含む食材:

しじみ あゆ 赤貝 牡蠣 あさり 牛肉レバー 煮干し かつおぶし 卵黄

ビタミンB12摂取のポイント!
主に動物の肝臓に蓄積されているので、貝類や魚類で内蔵も食べられるものは、積極的に食べるようにしましょう。

植物性食品にはほとんど含まれていない成分なので、菜食主義(ベジタリアン)の人は注意が必要です。ただし、かいわれ大根にビタミンB12を添加した「マルチビタミンB12 かいわれ」(村上農園)という野菜も販売されています。

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