自分の治療は自分で選びましょう!プレ更年期の治療の選択肢

自分の治療は自分で選びましょう!プレ更年期の治療の選択肢

40代の女性の体は、卵巣機能の低下がはじまり、ストレス、冷え、睡眠不足など、日常生活での些細なことで、ホルモンバランスや自律神経を乱してしまいます。

更年期障害は「女性ホルモンの欠乏」という、更年期の女性に共通した原因で起こりますが、プレ更年期の場合は、共通の原因がありません。人によって原因がちがい、場合によっては、いくつもの要因が重なって起こっていることもあります。

プレ更年期の治療法は、自分に合ったものを選択する必要があるのです。

そこで、プレ更年期の主な治療法の選択肢をご紹介します。なお、一部の療法については、別ページに個別で詳しく説明していますので、そちらもご参照ください。

女性ホルモンを整える治療の選択肢

女性ホルモンのバランスを整える治療は、主に婦人科で受けることができますが、自律神経の乱れや精神安定にも効果がある治療法もあります。

●低用量ピル(OC) 
避妊薬のイメージがありますが、ホルモンコントロールができるので、ホルモンバランスを早期に治したい人、まだホルモンを補充するほど減少していない人には、この方法が一番だとされています。(詳しくは「低用量ピル(OC)」のページをご参照ください)

●ホルモン補充療法(HRT)
45歳を超えて、女性ホルモンの減少が始まっている場合、欠乏しているホルモンを補充するという治療法が選択できます。(詳しくは「ホルモン補充法(HRT)」のページをご参照ください)

●漢方薬 
体全体のバランスを整える目的の治療です。薬物治療による副作用が心配な人に向いています。ホルモン補充法(HRT)と併用して行うこともできます。(詳しくは「漢方薬」のページをご参照ください)

●プラセンタ療法
プラセンタは美容のイメージがありますが、ホルモンバランスや自律神経を整えるはたらきがあります。もちろん、美容効果も期待できます。(詳しくは「プラセンタ療法」のページをご参照ください)

●抗うつ剤、抗不安薬
心の症状が強い時の治療の選択肢です。婦人科でも処方してくれます。

●鎮痛剤
とにかく痛みをとりたい場合に選ぶべき選択肢です。

以上が、病院で受けられる主な治療法になりますが、病院での治療以外でも、生活改善、食生活改善、サプリメントの摂取など、セルフケアを選択することも選択肢の1つです。しかし、セルフケアを選択する場合、注意していただきたいことがあります。

セルフケアを選択する場合の注意点

セルフケアで大切なのは、始める前に、自分の症状が、セルフケアで改善できるレベルなのかを、確認しなければなりません。

40代のプレ更年期は、成人病など、他の病気が発症しやすい年齢でもあります。安易にセルフケアを選択して、症状を悪化させてしまわないように注意しましょう。

また、病院での治療の途中で、少し改善してきたからという理由で、自己判断でセルフケアに切り替えてしまうことも危険です。特に女性ホルモンバランスは繊細ですので、一時的に改善しても、すぐにまた乱れることが起こる可能性があります。きっちり安定するまで治療は続けましょう。

治療中の場合は、セルフケアに切り替えても大丈夫かどうか、医師とよく相談してください。

自律神経の乱れ(自律神経失調症)治療の選択肢

自律神経の乱れ(自律神経失調症)治療の選択肢

女性ホルモンの治療は、主に婦人科で行われますが、自律神経の場合は、心療内科、精神科、内科、鍼灸、整体など、治療の選択肢によって違ってきます。

●薬物療法
心療内科、精神科、(もしくは内科)では、自律神経調整剤、精神安定剤、抗不安薬、ビタミン剤、ホルモン剤などが処方されます。

●理学療法 
マッサージや治療体操などにより、筋肉や神経をほぐし、ストレスを軽減することで、自己治癒力を高める効果があります。

●心理療法 
心療内科・精神科の医師や、心理カウンセラー、臨床心理士などの専門知識のカウンセラーが患者の話を聞き、症状の原因を探るという療法です。(「心理カウセリングを受けたい時」のページもご参照ください)

●漢方薬
根本的な体質改善と、自律神経の機能を高めます。(詳しくは「漢方薬」のページをご参照ください)

以上が主な自律神経系の治療の選択肢になりますが、自律神経の場合、治療を選択する上で注意していただきたいことがあります。

自律神経の乱れ(自律神経失調症)の治療に関する注意点

治療法の選択肢の1つに、自律神経調整剤、精神安定剤、抗不安薬などの「薬物療法」や「漢方薬」がありますが、薬はあくまでも不快な症状を抑えるための「一時しのぎ」です。自律神経を根本的に改善できるわけではありません。

自律神経の乱れを治すには、ストレスの軽減、生活改善、食生活改善など、日常生活を見直す「セルフケア」が一番の治療法になります。

しかし、女性ホルモンのところで「セルフケアを選択する場合の注意点」を書きましたが、自律神経の乱れの場合も、セルフケアには注意が必要です。

うつ病のなかには、頭痛、めまい、肩こりなど、精神症状よりも身体症状が強くでる「仮面うつ」という病気があります。非常に自律神経失調症と間違われやすい病気です。

主な「仮面うつ」の症状をご紹介します。
頭痛、肩こり、下痢、便秘、食欲減退、不眠、倦怠感・疲労感、動悸・発汗・体のほてり、月経不順・・・・・いかがですか?プレ更年期の症状に、そっくりだと思いませんか?

「仮面うつ」は、うつ病の初期症状であると考えられており、気付かずに放置していると、重症化して、精神面にも影響が出る本格的なうつ状態に発展する場合があります。

うつ病は、脳内神経伝達物質の異常による病気で、自律神経失調症状とは全く違う病気です。できれば、セルフケアを始める前に確認するのが一番なのですが、日常で起こる頭痛、肩こり、便秘を、うつ病だと思う人はいません。

ですから、セルフケアをあれこれ試しているのに、なかなか改善が見られないという場合は「仮面うつ」の可能性を疑ってみて欲しいと思います。

プレ更年期 治療の選択肢 まとめ

治療法は目的、体質、ライフスタイルに合ったものを選択しましょう。

すぐに改善できればよいのですが、治療に数年かかる場合もあります。特に、妊娠予定がある場合は、薬物療法などの治療方法は考慮すべきですし、長期治療になる場合は、経済的なことも考えなければなりません。

医師とよく相談して、無理なく自分が続けていける治療法を選ぶようにしましょう。

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