更年期になる前に知っておきたい更年期障害のこと(雑学編)

更年期になる前に知っておきたい更年期障害のこと(雑学編)

このページでは、誰もが感じる「更年期・更年期障害に関する疑問」について解説します。

「更年期とはどのような期間なのか?」「更年期障害は遺伝するのか?」など、素朴な疑問を集めてみました。

更年期とはどのような期間なの?

女性は人生において「2回」からだが変化する時期を迎えます。

1回目は初潮を迎える10代の「思春期」、2回目は40代に訪れる閉経前後の「更年期」です。

思春期は、からだが女性らしく変化し、急激な心身の変化に戸惑いながら「大人になる準備をする期間」です。

一方、更年期は「女性が閉経後に長生きするための準備期間」です。

40代になると、加齢にともないエネルギー生産量が低下しはじめます。
女性のからだは、閉経が近づいていることを察知すると、出産機能(生理や排卵)を完全に停止させて、その分のエネルギーを節約しようするのです。

つまり、更年期は、からだを「省エネルギータイプ」に切り替ている期間なのです。

なぜ閉経するの?

なぜ閉経するの?

更年期は閉経の時期が近づいていることをきっかけに始まりますが、そもそも、どうして女性は閉経するのでしょうか?

女性の卵巣の卵母細胞(卵子になる細胞)の数は生まれつき決まっています。その中で、実際に、一生で排卵される細胞は、400~500個です。

つまり「月に1個」排卵されるとして、単純計算で400個ならば約33年、500個ならば約41年で排卵(生理)は終わります。

日本人の平均的な初潮年齢は12~3歳ですから、早い人は約33年後の45~6歳、遅い人は約41年後の52~3歳で閉経を迎えるのです。

つまり、女性は一定の年齢になると必ず閉経を迎えます。

50代で生理があるのは若い証拠なの?

日本人の閉経の平均年齢は50歳ですが、50代で生理があっても異常ではありません。
むしろ、50代でもまだ生理があることは、卵巣機能が活発で、まだまだ若い証拠にも思えます。

しかし、排卵回数が多いほど卵巣がんのリスクが高くなります。

出血量が多い場合や、生理痛などの辛い症状をともなう場合は、からだへの負担を考えて、ピルで排卵を抑えて卵巣を休ませることも選択肢の1つです。
気になる人は、病院で相談してみましょう。

母親の更年期障害は遺伝するの?

更年期で一番不安に思うのは更年期障害のことだと思います。
母親の更年期障害が重かった人は、遺伝によって自分も同じように辛くなるのでは?と、心配になるのは当然です。

更年期障害は遺伝病ではありません。しかし、母娘は、体質や食べ物の好みが似ているので、更年期障害が似てしまう可能性はあります。

更年期障害は、生活環境や対人関係が影響していますので、必ずしも親子で似るとは限りませんし、姉妹でも違います。

逆に、母親に更年期の症状がなかったとしても、娘には更年期障害が出る可能性がありますので注意してください。

更年期の症状が人によって違う理由

更年期に入ると、更年期障害が重い人、軽い人、なかには、更年期障害が全くないという人もいます。

更年期障害には、4つの要因が関係しています。

●卵巣の状態
卵巣機能の低下の度合い、女性ホルモン(エストロゲン)分泌量

●環境的要因
生活習慣(食生活、運動不足、過労、不眠)、職場や家庭の人間関係

●性格や体質
ストレスの有無、基礎体力、肥満、虚弱体質

●プレ更年期の症状・生理前にPMS(生理前症候群)がある人
閉経後のホルモンの変動により、新たな症状が出やすくなり、既存の症状が重篤化する可能性があります。

このように、更年期の症状は、日常生活が大きく関係しています。若い頃の不摂生のツケが更年期に出ている場合も多いので、自覚のある人は今からでも改善しましょう。

更年期障害になりにくい人

更年期障害になりにくい人

更年期に何かしらの不調を感じている人は「4人中3人」(75%)と言われています。逆に言えば「4人に1人」は更年期に全くトラブルを感じていないのです。

誰しも更年期障害にはなりたくないものですね。先に、更年期障害の4つの要因をご紹介しましたが、ここでは、少し具体的に更年期になりにくいタイプの人をご紹介します。

●食生活に気を使っている
●運動不足に気をつけている人
●趣味など、ストレス発散方法を持っている人
●楽天的な性格・ポジティブ思考
●更年期を意識して、前から対策をとっている
(ピル療法でホルモンを整える、大豆製品を多く食べる、サプリメントを摂取など)

早期に更年期対策をしていた人は、更年期に入ってもトラブルを感じることが少ないようです。

更年期になる前に知っておきたい基礎知識2(雑学編)まとめ

婦人科の用語では、更年期を過ぎると「老年期」と呼びます。

しかし、高齢化社会の現代において、50代を「更年期」や「老年期」と呼ぶのはおかしいという考えが広がり、更年期や更年期障害のことを、英語で「メノポーズ」(menopause)と呼びつつあります。

このサイトのタイトルも、プレ更年期をメノポーズにちなんで「プレメノ」とつけました。

近年、平均寿命が延びていますが、平均の閉経年齢(約50歳)には変化がありません。
女性ならば、誰でも40代に更年期を迎えます。

これから必ずやってくる更年期を、更年期障害の治療で過ごすか、イキイキと人生を楽しむかは、自分次第なのです。

40代、50代を「更年期」や「老年期」という言葉に負けず、楽しく生きるために、早期に更年期対策をはじめましょう。

このサイトでは、日常生活の改善ポイントやセルフケア方法をたくさんご紹介しています。
プレ更年期対策は更年期対策にもなりますので、いろいろ試してみてください。

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