自律神経失調症は神経症?重い病気?プレ更年期の診断名

自律神経失調症は神経症?重い病気?プレ更年期の診断名

「プレ更年期」は正式な医学用語(病名)ではありません。ですから、病院では、何か別の「病名」が告げられます。

プレ更年期の場合、内科・整形外科では「自律神経失調症」、婦人科では「月経前症候群」(PMS)と診断されることが多いので、それぞれの「病名」について解説します。

このページでは、まず「自律神経失調症」についてお話しします。

プレ更年期~自律神経失調症は病名ではありません~

「自律神経失調症」・・・よく見聞きするのに、実はよくわからない病名だったりします。

そもそも、私自身が「自律神経失調症」と診断されたことで、この病名を調べ始めたのですが「え?!こんなに曖昧な病名なの?」とびっくりしました。

「自律神経失調症」は正式な病名(医学用語)ではありません。
「自律神経系のさまざまな症状の総称」です。

欧米では「自律神経失調症」という言葉は使いません。
日本の場合は、診察や検査では異常が見つからない症状に対して「便宜的」な診断名で使われているようです。

主に、医者が患者さんに対して「病状説明」する際や、マスメディアが使っている名称なのです。

自律神経失調症は「自律神経の病気」ではなく「自律神経のバランスが乱れている症状」です。(自律神経の詳細については「自律神経のはたらきとは?」でお話ししていますので、このページでは割愛します。)

もし、病院で「自律神経失調症」と告げられても「精神病」「神経病」などの「重い病気」のイメージを持つ必要は全くないのです。

プレ更年期~自律神経失調症の主な病名~

プレ更年期~自律神経失調症の主な病名~

「自律神経失調症は正式な病名ではない」とお話ししましたが「症状が特定の部位に強く出ている場合」や「原因がハッキリしている場合」には「正式な病名」がついているものがあります。

▼自律神経失調が関係する主な病気 
・循環器 起立性調節障害(起立性低貧血)
・呼吸器 過換気症候群
・消化器 過敏性大腸症候群(過敏性大腸炎)
・神経科 緊張性頭痛、片頭痛
・婦人科 更年期障害
・皮膚科 慢性じんましん、円形脱毛症

正式な病名がついている場合、原因もハッキリしていますから「適切な治療」が受けられます。

しかし、多くの場合は「理由や原因がハッキリとしない」「なんとなく調子が悪い」ということが多いです。ですから「自律神経失調症」として「総称」で呼ばれて、適切な治療が受けられないことも多いのです。

プレ更年期~自律神経失調症の注意点~

プレ更年期~自律神経失調症の注意点~

自律神経失調症は「重い病気」のイメージを持つ必要はないと先にお話ししましたが、注意すべきことがあります。

「理由や原因がハッキリしない症状」の場合、初期の検査で異常が見られないと「気にしすぎ」「経過観察」ということで、積極的により深く検査してもらえないケースがあります。
このような対応が原因で、病気の早期発見を逃してしまうケースがあるようです。

また、心と体の両方に症状が現れている「心身症型自律神経失調症」の場合、内科や整形外科では「身体症状」しか治療してもらえない場合が多く、心の症状が悪化して「うつ」になる危険性もあるので、心の症状が強い方は注意しなければなりません。

現代では「ストレス」が原因であることが多いので、内科・整形外科でも「神経科・心療内科」などの専門医を紹介してくれるケースもあります。

プレ更年期~自律神経失調症 私の場合~

ご参考までに、私のケースをお話しします。
私はいわゆる「関西のおばちゃん」なので、日常から会話の中で「余談」が多いのです。

今回はこの「余談」のおかげで、症状が早期改善したという話です。

目に痛みを感じはじめ、日常生活にも影響が出るほど悪化したので眼科に行きました。そこで「おばちゃんの余談」が始まるわけです(苦笑)

本来ならば「目の症状」だけを先生に説明すればいいのに、以前から抱えていた、ストレス、不眠、頭痛、肩こりなど、他の症状の話もしたのです。
眼科なのに「便秘の症状」まで先生に伝えました(笑)

結果から言えば、この「余談」が有効だったのです。

診察の結果は「自律神経の失調による涙の油分不足」と説明され「目薬の他に、肩こり薬も要りますか?」と先生に尋ねられました。

なぬ?!眼科なのに肩こり薬もくれるの??
それはありがたい・・とばかり、目薬と共に「肩こり薬」を処方してもらいました。

この肩こり薬は「デパス」(0.5 ㎎)という錠剤だったのですが「肩こりの緩和」だけでなく「睡眠導入作用」「抗うつ作用」もある薬でした。

結果、このお薬のおかげで「肩こり」だけでなく「不眠」が解消しました。
不眠が解消したことで、体の緊張がほぐれ、体調がみるみる良くなるのを実感じました。

ちなみに、このお薬は「依存性」があるとのことでしたから、1ヶ月程服用した後、徐々にお薬を減らし、今は全く飲んでいません。

話が長くなりましたが、自律神経失調の場合「その症状」だけしか治療してもらえない場合があります。私の場合はラッキーだったのかもしれません。

もし、眼科で「目薬だけ」を処方されていたら、きっと今でも自律神経が乱れたままで、不眠、肩こり、目の痛みに苦しんでいたのだと思います。

プレ更年期~自律神経失調症 まとめ~

自律神経失調症は「自律神経が乱れている」ことを知らせる「SOS信号」です。
危険を察知して知らせているのですから「正常な反応」なので「病気」ではないのです。

このSOS信号は「どの部位」に「どのような形であらわれるのか」が人それぞれなので、病院では「理由や原因が解明されない」ことも多いです。ですから、診察を受ける時には「考えられる原因」や「症状の詳細」などの情報を、1つでも多く医師に伝えることが大切です。

自律神経失調症は、ストレスや生活習慣の乱れによって起こり「小さなSOS」から始まります。この「小さなSOS」の時にセルフケアで改善することが大切なのです。

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