基礎体温の正しい測り方と基礎知識|プレ更年期の自己検査法

基礎体温の正しい測り方と基礎知識|プレ更年期の自己検査法

40代のプレ更年期は、年齢的に卵巣機能の低下がはじまり、ホルモンバランスが乱れやすくなっています。しかし、日常生活では、自分のホルモンバランスは、毎月の生理が順調かどうか・・くらいしか自己判断ができません。

そこで、より詳しく自分の体調を知るためには「基礎体温を測る」という方法があります。

基礎体温は妊娠のイメージがありますが、プレ更年期の女性にとっても、子宮や卵巣の状態を知るための大切なデータです。体温の推移によって排卵やホルモンバランスが正常かどうか、卵巣機能に異常がないか、などがわかります。プレ更年期の不快な症状の原因を追求する手段として、とても有効なのです。

これから「基礎体温の測り方」や「基礎体温でわかること」などを説明しますので、ぜひともセルフケアに活用してください。

基礎体温とは

基礎体温とは、朝、目覚めて体を動かさず、安静状態で測った時の体温です。

なぜ、目覚めの時に測るのかというと、人は感情や少しの動作でも体温が上昇してしまいます。本来、基礎体温とは、「生命維持に必要な、最小限のエネルギー消費の体温」のことなのです。

睡眠時の体温を測ることが理想的なのですが、熟睡中に自分で検温するのは、物理的に無理があります。ですから、その状態に少しでも近い、目覚めた時の安静状態で測る必要があるのです。

低温期と高温期

排卵がある健康な女性の基礎体温は、生理が始まった日から、排卵日まで約14日間「低温期」が続き、排卵が起こると、体温が0.3~0.5℃上昇して「高温期」になります。そして、約14日間、高温期が続いた後に、再び体温は低下して、また生理がはじまるのです。

つまり、排卵のある女性の理想的な基礎体温グラフは、下のグラフのように14日間ごとに「高温期」と「低温期」の2相に別れています。

基礎体温 理想的なグラフ

自分で基礎体温を測り、グラフをつけることで、このような2相を描いているかが一目でわかり、現在のホルモンバランスや卵巣機能の状態を知ることができるのです。

基礎体温測定のポイント

基礎体温測定のポイント

それでは、基礎体温はどのようにして計測したら良いのでしょうか?

基礎体温は、朝、目覚めたら、寝たままの状態で体温計をくわえ、舌下(下の裏側)で検温します。

検温自体は簡単な方法なのですが、正確なデータを得るために「毎日、同じ条件で測ること」が大切になります。

基礎体温の測定で守るべき5つのポイント

① 毎日測る 
② 同じ時刻に測る 
③ 一定時間測る 
④ 動かず安静状態で測る 
⑤ 婦人体温計で舌下を測る

⑤の「婦人体温計」と「舌下で測る」について少し説明をくわえます。

なぜ、基礎体温は婦人体温計で舌下を測るのか?

普段、体温は、体温計で脇の下で測りますが、脇の下は「皮膚の上の温度」を測っています。人間の体内の温度はもっと高く、舌(ベロ)の下が一番体内に近い温度を測れるのです。

また、婦人体温計を使う理由ですが、基礎体温グラフでもわかるように、低温期と高温期の差は0・3~0.4℃と、非常に細かい温度差しかありません。この温度差は、一般の体温計では測れないのです。婦人体温計は、小数点第2位(小数点以下2桁)まで表示されます。以上の理由で、基礎体温は「婦人体温計」を使って「舌下」で測るのです。

基礎体温の測定で知っておきたい6つのポイント

有効な基礎体温データを得るための5つのポイントをご紹介します。

①朝、すぐに測れるように枕元に体温計を置いておきましょう。検温後はすぐに体温をメモしましょう。

②トイレなどで一度起き上がってしまった場合、もう一度お布団に入って15分ほど安静にしてから測りましょう。

③測定時間がずれてしまった場合でも必ず測りましょう。(測定値をメモする際に、いつもと時間帯が違うことも表記しておくとよいです)

④検温後、体温をメモする時には、体温数値だけでなく、その日の体調や気分、生理の有無なども基礎体温表にメモしておくと、月経周期と体調や気分の変化の関係がわかるようになります。特に月経前症候群(PMS)の症状がある人には有効です。

⑤基礎体温測定は、とりあえず3ヶ月は続けましょう。

⑥基礎体温をつけ始める「開始日」は、生理が始まった日がベストです。生理開始日から始めると、低温期から、排卵日を境に、高温期になっていく温度差(高低差)がわかりやすくなります。

基礎体温の測り方~まとめ~

基礎体温の測り方~まとめ~

基礎体温の測り方はご理解いただけたでしょうか?
目が覚めたら、布団の中で婦人体温計をくわえて舌下の体温を測るだけなのですが、毎朝となると、寝坊したり、データをメモし忘れたりで、なかなか続かなかったりします。

高機能で、体温データを自動的に記憶してくれる電子体温計などもありますが、お値段もそれなりにお高いです。

普通の婦人体温計で計測しても、インターネットやスマ-トフォンのアプリなどで、基礎体温データを管理してくれるサイトがあります。データを入力すると、自動的にグラフ作成してくれたり、生理日、排卵日の予測をしてくれたりしますので、面倒な手間が省けて、継続しやすくなると思います。

アラーム設定した携帯と婦人体温計を枕元に置いて寝れば、毎朝決まった時間に測定できて、その場で携帯アプリに体温データも入力できるので便利です。

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