「ハーブ・アロマ療法」を楽しもう!プレ更年期の予防と対策

「ハーブ・アロマ療法」を楽しもう!プレ更年期の予防と対策

みなさんは、日常生活で「ハーブ」や「アロマテラピー」を活用していますか?

ハーブティー、アロマオイル、ポプリ、アロマバス、サプリメントなど、ハーブの活用法はたくさんありますが「一度も利用したことがない」という人も多いと思います。

私もあまり利用したことがなかったのですが、プレ更年期のセルフケア方法を調べていくなかで、ハーブがとても有効手段であることを知りました。

このページでは、ハーブティー、アロマテラピー、ハーブサプリメントの3つについて詳しくご紹介します。

ハーブ療法とアロマテラピー(芳香療法)

まずは基礎知識として、ハーブ療法とアロマテラピーについて、簡単に解説します。

ハーブ療法

ハーブ療法とは、植物の力によって、心や体の調子を整える自然療法です。
お茶、煎じ薬、サプリメントなどの方法で、薬用植物を体内に取り込んだり、湿布薬のように外用する場合もあります。

ハーブ(薬草・香草)のなかでも、薬効成分に注目した薬用植物を、欧米では「メディカルハーブ」と呼んでいます。

高麗人蔘などの漢方薬や、日本の民間療法に使われているアロエ、生姜、大葉、ヨモギなどもハーブなのですが、このページでは、ラベンダー、バジル、ミントなどの「西洋ハーブ」(メディカルハーブ)を使った療法について説明しています。

アロマテラピー(芳香療法)

アロマテラピーは、ハーブ療法の1つです。

ハーブから抽出した精油(エッセンシャルオイル)を使い、精油の香りを嗅ぐことで、脳を刺激し、ホルモンバランスや自律神経を整える芳香療法をアロマテラピーと言います。

アロマテラピーに使用されるのは「精油(エッセンシャルオイル)」だけです。
「ポプリオイル」など、芳香性の高いオイルがいろいろ販売されていますが、合成香料やアルコールなどが混ざった合成油なので、アロマテラピーでは使用しません。

ハーブ療法とアロマテラピーの違い

ハーブ療法とアロマテラピーの1番の違いは内服できるかどうかです。

ハーブ療法は、薬効成分を服用することで効果を期待します。一方、アロマテラピーは香りを嗅ぐ療法ですから服用はしません。

基礎知識もご理解していたところで、次は、ハーブの効能について説明します。
ご自身の症状改善に役立つハーブを探してみてください。

プレ更年期に有効なハーブと効能

プレ更年期に有効なハーブと効能

プレ更年期の予防改善に有効な、9種類のハーブと効能をご紹介します。

●ローマンカモミール
青りんごのような甘い香りで、イライラを沈めて気持ちを落ち着かせます。
炎症を抑える効果があり、月経前の痙攣性の痛みに効果があります。

●セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)
気分の落ち込みにとても効果があり、ドイツでは抑うつ状態を軽減する医薬品として認可されています。
渋みが強く、脂溶性ハーブなので、サプリメントでの服用がおすすめです。

他の医薬品の効果を減少させる作用があるので、治療中、医薬品を服用している人は、医師や専門家に相談してください。

●ゼラニウム(ローズゼラニウム)
ローズに似た甘い香りで、神経系統への作用が強く、イライラを抑えてくれます。
血行促進、ホルモン分泌の調整作用があります。

●クラリセージ
香ばしいナッツ系の香りで、緊張をほぐし、抑うつや生理不順に効果があります。

●ラベンダー
リラックス効果、むくみや痛みを緩和、からだを温める効果もあります。

●バジル
スパイシーな香りなのでスッキリとした気分になれます。
イライラ、不安感、不眠症の改善、鎮痛効果、胃痙攣や胃酸過多などに効果があります。

女性ホルモンのエストロゲンに似た成分(植物性エストロゲン)が含まれているので、更年期やプレ更年期の症状緩和が期待できます。

●カモミール
神経を鎮めてリラックス効果があります。
月経痛、貧血、冷え性、不眠の改善に効果があります。

●チェストツリー
生理不順や月経前症候群(PMS)に効果的で、ドイツでは、医薬品として使用されています。

脳下垂体に働きかけ、女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌させて、ホルモン調整をするはたらきがあります。

苦味があるので飲みにくいので、他の茶葉とブレンドされたものや、サプリメントがおすすめです。

●ローズヒップ
鉄とビタミンCを豊富に含んでおり、別名は「ビタミンCの爆弾」です。
利尿作用でむくみの改善、精神安定、関節痛の緩和、美肌効果などが期待できます。

ローズヒップのビタミンCは熱に強いので、ハーブティーはおすすめです。

今回ご紹介したハーブはほんの一部です。プレ更年期に有効なハーブはたくさんありますのでいろいろ試していただきたいと思います。

次に、ハーブ療法の代表的な3つの方法(ハーブティー、アロマテラピー、サプリメント)の長所・短所について説明します。

それぞれの長所・短所を知ることで、どの方法で実行するかを決めやすくなると思います。

「ハーブティー」のメリット・デメリット

ハーブティーのメリット

ハーブティーは、茶葉をポットに入れてお湯を注ぐだけなので、誰にでも簡単に作ることができます。

自分ごのみに茶葉をブレンドして、オリジナルティーを作ったり、ティーカップを日替わりで変えてみたりなど、楽しみながら実行できるのがハーブティーの最大のメリットです。

ハーブの味と香りを楽しみながら、服用・芳香効果を得ることができます。また、自律神経の副交感神経を優位にするので、体の緊張がほぐれてリラックス効果も得られるのです。

家庭菜園でハーブを栽培すると、ハーブを育てる楽しみや、収穫の楽しみも増えますね。

ハーブティーのデメリット

ハーブティーにできるのは、水溶性成分のハーブだけで、種類が限られます。脂溶性のハーブは、薬草酒かサプリメントで服用しなければなりません。

ハーブの産地によって、有効成分量が違っていたり、種類によっては有害物質が含まれている場合もありますので、あらかじめ、ある程度のハーブの知識が必要になります。

ハーブティーは、お湯を沸かし、お湯を注いだ後も茶葉を蒸らす手間や時間がかかります。忙しい人や面倒くさがりの人には、毎日続けるのは難しいかもしれません。

「ハーブサプリメント」のメリット・デメリット

サプリメントのメリット

成分含有量の表示や、摂取に関する注意事項の表示があるので、ハーブの知識がなくても、確実に一定量の有効成分が摂取できることが1番のメリットです。

有害物質も、あらかじめ除去されていますから、安心して摂取することができます。

症状に応じて、数種類のハーブをブレンドしたサプリメントもあります。症状に有効な、数種類のハーブの薬効成分を、手軽に毎日摂取することができます。

苦味や香りの強いハーブの場合は、ハーブティーよりもサプリの方が摂取しやすいです。

サプリメントのデメリット

ハーブティーは、口に含むことで、口臭防止などの効果も期待できますが、サプリメントにはその効果はありません。

また、香りの効果や、お茶の時間を楽しむというリラックス・リフレッシュ効果もありません。

ハーブサプリメントの種類によっては、他の薬効効果を弱めるはたらきがあります。治療中や医薬品の服用中の人は、医師や専門家に相談する必要があります。

「アロマテラピー」のメリット・デメリット

アロマテラピーのメリット

香りの成分は鼻から入り、直接的に脳を刺激するので即効性があります。

部屋などの空間に使うことで、自分だけでなく、周囲の人も、香りの効果を共有することができます。また、虫よけや殺菌など、香りの効果を幅広く活用することができます。

アロマテラピーのデメリット

精油(エッセンシャルオイル)は可燃性・揮発性があり、保存方法にも注意が必要なので、取り扱いにはある程度の知識が必要です。

精油は、少量しかとれないので高価なものです。よって、合成香料などを混ぜたニセモノ(合成油)が精油として売られている場合があります。低品質のものは体に害を及ぼす可能性があるので注意が必要です。

人間の嗅覚は、香りに慣れる「順応性」があります。同じ香りを続けると、匂いを感じなくなりますので、日替わりで香りを変える必要があります。

「ハーブ・アロマ療法」共通の注意点

「ハーブ・アロマ療法」共通の注意点

ハーブ療法は、その方法に関係なく注意するべきことがあります。

●植物なので、人によっては、頭痛、めまい、発疹、吐き気などのアレルギー反応があります。アレルギー体質の人や敏感肌の人は、特に注意が必要です。

精油(エッセンシャルオイル)が直接肌に触れる、アロママッサージやアロマバスで利用する場合、必ずパッチテストをしてください。

●ハーブの中には、強力な興奮作用や毒性成分を持つものがあります。

精油(エッセンシャルオイル)の濃度(使用量)、野草を利用したハーブティー、サプリメントの服用量などには、くれぐれも注意してください。

プレ更年期 セルフケア「ローズ・アロマ療法」まとめ

ハーブ療法やアロマテラピー(芳香療法)は、プレ更年期の予防改善に有効であるにもかかわらず、まだまだ「知る人ぞ知る」存在です。

ハーブやアロマテラピーは、楽しみながらできる療法ですので、プレ更年期のセルフケアの1つとして、自分に合う方法で、ぜひとも試していただきたいと思います。

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