植物性エストロゲンは女性の味方!プレ更年期の予防と対策法

植物性エストロゲンは女性の味方!プレ更年期の予防と対策法

女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)は、45歳を超えた頃から、分泌量が減少しはじめ、プレ更年期のさまざまな症状の原因になっています。

「年齢やホルモン減少が原因」だと言われると、私たちは、何も抵抗できないイメージになりますが、実は、食生活のなかに、プレ更年期の救世主となりえるものがあるのです。

その救世主となりえる物質は、「植物性エストロゲン(フィトエストロゲン)」といい、植物成分であるにもかかわらず、体内でエストロゲンと似たはたらきをしてくれるのです。

このページでは、植物性エストロゲン(フィトエストロゲン)について詳しく説明していきます。

植物性エストロゲン(フィトエストロゲン)とは?

植物性エストロゲンは、フィトエストロゲンとも呼ばれている、ポリフェノール(植物天然物質)の一種です。

植物性エストロゲンという名前は聞いたことがなくても、身近な食べ物に存在しています。

・豆類…(大豆、レンズ豆、ヒヨコ豆、いんげん豆、えんどう豆 など)
・種子…(亜麻仁、ごま、ケシの実、ヒマワリの種、カボチャの種 など)
・穀物…(米、小麦、大麦、ライ麦、カラス麦 など)
・果物…(リンゴ、プラム、さくらんぼ など)
・野菜…(ブロッコリー、ニンニク、山芋、セロリ、もやし、アルファルファの新芽 など)
・その他、シナモン、レッドクローバー、セージ、ホップなどのハーブやスパイスにも含まれています。

なぜ、植物が女性ホルモンの代わりになるの?

女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)は、単体では機能できません。

細胞内にある「エストロゲン受容体(レセプター)」にキャッチされ、結合することで、初めてエストロゲンとして機能します。

しかし、エストロゲンの分泌が減少すると、受容体の数のほうが多くなってしまい「空き」の受容体がでてきます。その空いた受容体と結合できるのが「植物性エストロゲン」なのです。

植物性エストロゲンは、エストロゲンと構造が似ており、エストロゲン受容体と結合できるので、受容体の空席を埋めることができます。

空席なく、すべての受容体が結合しているので、体や脳は、エストロゲン不足に気づきません。十分にエストロゲンが分泌されていると勘違いしたまま機能するので、ホルモンバランスの乱れや、ホルモン減少が原因の症状を予防改善できるのです。

植物性エストロゲン(フィトエストロゲン)の効果

また植物性エストロゲンには、エストロゲンの代役だけでなく、エストロゲン作用の調節機能もあります。

血中濃度のエストロゲンの値が高い女性には、エストロゲンの作用を抑制するはたらきをしますが、閉経前後などでエストロゲン値が低すぎる場合には、エストロゲン作用が強くなるようにはたらきます。

このようなエストロゲン調節機能により、プレ更年期の予防改善、乳がん予防、骨粗そう症予防、更年期障害の緩和などの効果が期待できるのです。

しかし、良いことばかりではありません。注意すべき点が1つだけあります。

プレ更年期などの生理のある女性が、植物性エストロゲンを過剰摂取すると、エストロゲン抑制効果が強くなりすぎて、月経異常が起こる場合があるので注意しましょう。

植物性エストロゲンと腸内細菌

エストロゲンの代役になる、女性には嬉しい存在の植物性エストロゲンですが、実は、食べただけでは、エストロゲンの代役はできません。

植物性エストロゲンの分子は、糖分と結びついた「グリコシド」(配糖体)という状態で存在しています。分子が大きいのでそのままでは吸収されず、エストロゲンの受容体とも結合できません。

そこで必要となるのが「腸内での分解」です。腸内細菌の酵素によって、糖を切り離した状態「アグリコン」(非配糖体)にする必要があります。

糖と切り離された「アグリコン」(非配糖体)状態になることで、植物性エストロゲンとして機能できるようになるのです。

ちなみに「味噌」「醤油」「納豆」は、発酵の段階で、糖が切り離されていて、はじめから「アグリコン」(非配糖体)になっているので、植物性エストロゲンである「大豆イソフラボン」の効果が期待できます。

しかし、1日に必要な大豆イソフラボンの摂取量は40㎎と言われており、お味噌汁15杯分に相当します。

毎日15杯も飲めませんし、塩分のとり過ぎにもなりますから、味噌や醤油だけでなく、他の食品もバランス良く食べる必要があるのです。

植物性エストロゲンを効率よく摂取する方法

植物性エストロゲンを効率よく摂取する方法

バランスよく食べるにしても、腸内細菌で分解されなければ、エストロゲン効果が得られません。そこで植物性エストロゲンを効率よく摂取する方法をご紹介します。

ヨーグルト+オリゴ糖で腸内細菌を増やす

今、からだに良い作用をもたらす乳酸菌(プロバイオティクス)の研究が進んでおり、新しい乳酸菌や、乳酸菌の作用についての発見が相次いでいます。

ヨーグルトには多くの乳酸菌が含まれており、腸内環境を整え、腸内細菌を増やすはたらきがあります。

そこで、植物性エストロゲンの摂取に役立つ、乳酸菌ヨーグルトについて調べてみました。

L-55乳酸菌(アシドフィルス菌)

オハヨー乳業が2000年4月に発見した「L-55乳酸菌」(アシドフィルス菌)は、グリコシド型の糖を切り離す酵素を持つ「アグリコン生成腸内細菌」です。

ですから、L-55乳酸菌ヨーグルトを食べることで、腸内細菌による分解が促進され、エストロゲン効果も期待できます。

また「フラクトオリゴ糖」が、L-55乳酸菌(アシドフィルス菌)のエサであることもわかっていますので、一緒に食べることで乳酸菌が増え、エストロゲン効果がますます期待できるのです。

L-55乳酸菌(アシドフィルス菌)以外にも「アグリコン生成腸内細菌」はたくさんあります。菌種を特定せずとも、ヨーグルトやオリゴ糖を食べるようにしましょう。
エストロゲン以外にも、さまざまな腸内環境の改善効果が得られます。

アグリコン型のサプリメントを利用する

効率的に植物性エストロゲン効果を得たいという人は、サプリメントがおすすめです。

最初から糖と切り離された「アグリコン型(非配糖体)」のサプリメントであれば、効率よく成分が吸収されるので、エストロゲンの効果も期待できます。

毎日、お味噌汁を15杯も飲めませんし、腸内細菌でどれくらい分解・吸収できているかは自分ではわかりません。
その点、サプリメントであれば、吸収されやすい「アグリコン型(非配糖体)」で配合されていますし、成分量が計算しやすく、毎日一定量の成分摂取ができます。

体内吸収率が高い「アグリコン型(非配糖体)」のイソフラボンを配合したオススメのサプリメントはこちら

ただし、豆腐や大豆などを毎日食べる習慣のある場合、サプリメントによるエストロゲンの過剰摂取には注意が必要です。

プレ更年期 セルフケア「植物性エストロゲン」まとめ

プレ更年期 セルフケア「植物性エストロゲン」まとめ

植物性エストロゲンを体内で作用させるためには、腸内環境を整え、腸内細菌を増やす必要があります。つまり、毎日の食生活がとても大切なのです。

植物性エストロゲンは、決して特別な成分ではなく、身近な食品に含まれています。ですから、毎日の基本の食生活を見なおすだけでも、腸内環境が整い、腸内細菌が増え、意識していなくても、いつの間にか、植物性エストロゲンの効果が増えていた、ということにもなるのです。

植物性エストロゲンは、プレ更年期にとって、とても安全で身近な改善方法です。
吸収効率を考えてサプリメントなども併用しながら、食生活改善の1つとして活用していただきたいと思います。

大豆イソフラボンサプリの詳しい説明は、こちらのページへどうぞ

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