基礎体温グラフでわかる自分の体調|プレ更年期の自己検査法

基礎体温グラフでわかる自分の体調|プレ更年期の自己検査法

基礎体温の概要や測り方を理解していても、結局、どのように活用していけばよいのかがわからなければ意味がありません。

そこで、ここからは、基礎体温データについて説明します。

基礎体温でわかること

基礎体温を測ることで、プレ更年期の女性に必要な4つの情報がわかります。

●次の生理日予測
健康な女性の高温期の日数は、ほぼ一定(14日前後)です。
高温期に入って7日目なら、あと1週間ほどで生理が来ると予測できます。

先の「知っておきたい5つのポイント」の④でもご紹介しましたが、月経前症候群(PMS)の症状がある人には、基礎体温データは有効です。

PMSの人は、生理1週間前ごろから症状が出る場合が多いので、生理日の予測だけでなく、心身の調子が悪くなる時期が予測ができます。毎月、一定時期に体調が悪くなる人は、基礎体温を測ることで、外出予定を変更したりなどの事前対策ができるようになるのです。

●排卵の有無や女性ホルモンの分泌状態がわかる
健康な女性の場合、基礎体温表は「低温期」と「高温期」の2相になっています。

高温期と低温期の差がはっきりとした2相になっていない場合、排卵してない可能性があることを意味します。生理があったとしても「無排卵月経」の可能性があります。

また、高温期が短い場合(9日以内)は、女性ホルモンの「プロゲステロン」(黄体ホルモン)の分泌異常(黄体機能不全)や、卵巣のはたらきが低下している可能性を示しています。(後の「基礎体温表 こんなグラフは要注意!」をご参照ください。)

基礎体温データで、プレ更年期の原因の1つである「ホルモンバランスの乱れ」の有無がわかりますので、もし、ホルモンバランスや卵巣機能に問題がなければ、自律神経系の原因を探る・・・というように、プレ更年期の原因追求に役に立ちます。

●更年期の早期発見
更年期が近づくと、グラフは2相になっていても、低温期がだんだんと短くなり、生理周期が24日以内の「頻発月経」が起こります。

更年期に入ると、低温相が続くようになるので、45歳を超えた人は、基礎体温で更年期の兆候があるかを確認することができます。

●妊娠の可能性、炎症の可能性
基礎体温表で高温相が16日以上続く場合、妊娠している可能性があります。
また、妊娠の可能性がない場合は、体に炎症が起こっているかもしれませんので注意が必要です。

プレ更年期 基礎体温表 こんなグラフは要注意!

プレ更年期 基礎体温表 こんなグラフは要注意!

基礎体温の変化をグラフで異常や不調がわかります。
プレ更年期が注意したい4つのケースをご紹介します。
綺麗な2相のグラフになっていないからと、過剰に心配する必要はありませんが、このようなグラフになっている場合は、要注意ですので、病院での診察をおすすめします。

●高温期が短い

基礎体温 高温期が短いグラフ

高温期は14日前後が理想的なのですが、10日以上あれば問題なしと言われています。
高温期が9日以下の場合「黄体機能不全」の可能性があります。
排卵後黄体ホルモンが分泌されることで高温期を維持しているのですが、体温が下がるということは、黄体ホルモンが正常に分泌されていない証拠になります。

高温期に低温期が交じる場合も黄体機能不全の可能性があるので注意が必要です。

●高温期が長い

基礎体温 高温期が長いグラフ

高温期は14日前後が理想と言われていますが、21日(3週間)以上続いている場合、妊娠をしているか、何らかの病気が原因で、体に炎症を起こしている可能性があります。

黄体依存症(ハルバン症候群)という、黄体ホルモンが過剰分泌される病気の可能性もありますが、この病気については、まだ詳しい原因は解明されていません。

●体温が低いまま高温期がない

基礎体温 体温が低いまま高温期がないグラフ

低温期がずっと続いていたり、高温と低温の差が0.3℃以上ない場合、排卵していない可能性があります。生理があっても「無排卵性月経」で、通常の生理ではない出血になっているかもしれません。

●高温期も低温期もなくバラバラ

基礎体温 高温期も低温期もなくバラバラのグラフ

高温期と低温期が1日ごとに交互に繰り返しています。

ストレスに弱い人に多く、自律神経のバランスが乱れて血行障害を起こしている人によくみられます。排卵そのものがない「排卵障害」の可能性もあります。

プレ更年期~基礎体温データの見方~まとめ

ご紹介した4つのグラフはほんの一例です。

基礎体温はあくまで「目安」として利用するものなので、心配な人、何か自覚症状のある人は、病院での受診をおすすめします。

病院での受診の時は、必ず基礎体温表を持参してください。

生理の有無だけでは、生理(出血)があっても、排卵していない「無排卵」かどうかはわかりません。基礎体温表があれば、診断のための貴重なデータになるのです。

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